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剣豪・武蔵の「必殺技」とは…?

 居酒屋でこんな話に。

 …子どもの頃、友達との話題で、武蔵と小次郎の決闘が出たことがあって、その時に小次郎の有名な必殺技「ツバメ返し」と、小次郎が「物干し竿」という反りのない長い刀を使う、なんてことを初めて知りました。
 で、対する武蔵は「二刀流」。2本の刀を使うとかナントカ。
 その時子供心に思ったのが、じゃあ、武蔵の方はその2本の刀でどんな必殺技を?ということだったんですよ。「何かなかったの、ホラ、真空切りとか、真空飛びヒザ蹴りとか(<なんで真空ばっかりなんだ)、大リーグボール3号、みたいなの」
 思わず教えてくれた友達に尋ねたんですが、この答えがその時居合わせた一同出なくて、みんなでウーンと唸ってしまった、そんな少年時代の思い出。

 その後多少なりとも武蔵について本読んだりして知っていくと、どうも「二刀流」ってのも真偽のほどがさだかでないし、何より!武蔵は巌流島で小次郎と戦った時、使ったのは二刀でなく「櫂を削った長い木剣」だったという(<まあこれは吉川英治先生の小説のお話によりますが)
 でもね、最近ふと思ったんですよ。その、「決まった形がない、武器に何を使うかさえ、その時々の状況や相手の強さによって変える」という柔軟さ、それこそが武蔵の「必殺技」だったじゃないかと。
 上手く言えないんですけど、こういう武蔵のスタンスって、仕事や生き方にも何か教訓めいたものが隠れてるように思えて。「技もスタイルも、あって無きが如し」っていうところがね。
 とはいえ、じゃあ具体的にはどんな教訓が?と言われるとうまく言えず、その時の居酒屋では思わずウーンと唸ってしまった、そんな仕事帰りのひとこま。
 
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